
この記事では、ジャンプコミックス”るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-”第1巻のネタバレと感想をまとめています。
この記事の内容
るろうに剣心・北海道編1巻【序幕】のネタバレ
【序幕】明日郎前科アリ 前編・後編
東京府 小菅集治監を出所した男2人に見知らぬ女が声をかける。
「この日をずっと待っていた」と話す相手は、長谷川 悪太郎。
新潟・長谷川郷の生まれで、今年16歳。山奥の廃屋に住みつき盗みを繰り返していた悪童ゆえ、付いた名前が“悪太郎(あしたろう)”
「知り合いじゃない奴に用は無い」と立ち去る悪太郎。
悪太郎について歩く男は、井上 阿爛(あらん)。自身を“文明開化の申し子”だという彼は、自分の居場所は日本じゃないと考え、アメリカに渡ろうと船に忍び込んだが見つかってしまい、密航未遂で集治監に入っていた。
寝る場所を求め落人群にきた2人の前に、再び女が現れた。
女は旭と名乗り、悪太郎と同じ、5年前に首魁を討ち取られて瓦解した、世紀の大逆賊の残党だという。
旭は悪太郎が隠し持つ”御宝”を狙っていた。しかし、悪太郎は持っていないという。
旭の仲間が悪太郎に襲いかかるが、我流で鍛錬を積んできた悪太郎の前に倒れた。
阿爛は”御宝”は財宝とは限らないと思い、賊のアジトから持ち出したものはないかと悪太郎に尋ねる。悪太郎は神社に埋めていたものを掘り出した。
それは、表面は焼けていて鍔は取れて無く、おまけに歪んでいるのか抜くこともできないボロ刀だった。しかし、アジトが吹っ飛んだ時に掴んだそれは、しっくりと手に馴染んだと話す。
それは、首魁が遺した愛刀で、銘は無限刃(むげんじん)
それでも刀では空腹は満たされないので、それを売ろうと決めた。
アテがあるという阿爛と向かったのは輸出入品を扱う「塚山商会」だった。
そこに、刀を奪おうと旭の仲間が現れた。逃げる阿爛たちだったが、追いつめられる。
「無限刃は俺のモノだ」と襲いかかる賊長。杵の内部に仕込んだ油が打撃の際、遅れて追衝撃を与える一攻二撃の武器を操り悪太郎にとどめを刺そうとする。悪太郎は鞘に収めたままの無限刃で賊長の杵を砕いた。
その油を被った阿爛は染料が溶け、金髪が現れた。彼は、外国人との混血だった。
悪太郎は志々雄の言葉を思い出す。
強くなってみせろ悪太郎
さもなくばてめえは一生
惨めなままだ
そして無限刃に手をかけた悪太郎は殺気を放ち
俺と阿爛の
俺たちの明日を邪魔する奴は
一人残らずブッ殺す!!
無限刃を抜いた悪太郎の手にそっと触れる男。
そこまででござる
そこから先に踏み入ってはいけない
後は任せろと言う男の左頬には十字傷。
そして不殺の逆刃刀を抜いた。
神谷道場で握り飯にありつき、大喜びの悪太郎と阿爛。
傍らでは剣心が「主を置いて地獄から黄泉返ったか」と無限刃に目を落とす。
剣心は刀を預からせてほしいと申し出るが、断られる。
警察に話をつけ、神谷道場の預かりとなった二人。神谷活心流の門弟になり、受け取った門弟札には阿欄から聞いたという『長谷川 明日郎』という名が書かれていた。
新たな二人の仲間を加え、浪漫譚は再開した。
明治16年・初秋
舞台は北海道へ
るろうに剣心・北海道編1巻【第1話】のネタバレ
【第一幕】明治十六年 神谷道場
西南戦争で戦死した父のつき命日に手を合わせ「心配しないで。神谷道場は随分と賑やかになりました。」と報告する薫。
新しく門弟になった明日郎と阿爛がまた居なくなったと探す弥彦。生垣に隠れていた阿爛が神谷活心流の秘伝書を手に「頭脳と理論で勝利を掴む」と弥彦に勝負を挑むが、瞬殺。
明治十六年。
明神弥彦は強気、生意気、負けん気は相変わらずだが今や師範代に成長している。
緋村剣心は逆刃刀を弥彦に譲った今でも倭杖(刀を模した杖)片手に飛天御剣流を振るっている。そして、息子の剣路もすくすくと成長している。
牛鍋屋の看板娘である燕が「明日郎君が大変なの」と走って報告に来た。
お腹を空かせた明日郎は牛鍋屋の前に来たが金が無く、日雇いの仕事をすることになった。
そこに旭と郷の連れがやってきた。
旭は郷を抜けるため5年かけて“見受け代”二百円を貯めていた。
しかし、見受け代は2千円だと言われる。
郷の男は牛鍋を運んできた明日郎にも人別帳に書いてある金額を読めと言うが、
知るかよ
コイツが二百円って言うなら
二百円じゃねーの
男は明日郎を張り倒し、旭に「文字も読めないバカに生き方を選ぶ贅沢はない」と罵った。
激高した明日郎は男と場外乱闘を始めたところ、警官が通りかかり騒ぎになった。
駆け付けた剣心は見境をなくした明日郎を止めようとする。
しかし鞘が外れた無限刃の炎で倭杖は焼け落ちてしまい、逆刃刀を手にした。
剣心たちが警察に掛け合い、お咎め無しになった明日郎。
剣心は布を巻き付けて抜けなくした無限刃を明日郎に渡し、
「その刀は抜くな。次に抜けば授かる」と忠告した。
新たに旭が神谷道場の仲間に加わることになった。
旭の郷の者が持っていたと思られる包みを解いて見てみると、そこには男が映っている1枚の写真があった。その写真を見た薫は
お父さん!?
写真の裏に書いてあったのは
明治十六年 春
北海道 函館
神谷 越路郎
南の戦地で死んだ男が北の大地で生きている。しかし、それならば何故帰ってこないのかと剣心は考える。
しかし、父が生きていることに喜び涙する薫を見て、詮索は後にして迎えに行こうと決める。
その時、北海道では軍隊と一人の警官が函館山頂に陣取る逆賊を排除しようとしていた。
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るろうに剣心・北海道編1巻【第2話】のネタバレ
【第2幕】函館山 交戦
函館山の断崖を人が登っていたという報告を受け、捜索に当たった警官3名が死亡し、さらに逮捕に向かった警官隊10名が死亡した。
賊の要求は、
- 官憲の函館からの即時撤退
- 商工会への軍資金提供
- 市民への銃火器の提出
函館山山頂に陣取る賊は「銃を捨てて剣をとれ」という。
構わず発砲する軍の弾を“弾丸の推進と回転に打ち克つ握力”を持つという男は素手で掴んだ。
さらに発砲する軍だが、大きな盾のような奇剣を使う男、銃のように口から石を発する者、剣客であるが本質は兵器だと言う彼らは『剣客兵器』と名乗る。
軍を皆殺しにしようとする彼らの前に、一人の警官が向かっていく。
警視庁 特務担当の藤田五郎と名乗るその男の正体は、
元新選組 三番隊組長 斎藤一
一方、東京では剣心たちが北海道に向かう準備を進めていた。
弥彦は留守を預かるため道場に残ると言うが、薫は案じていた。
北海道には戦いに行くわけではないが、北海道で困窮している人がいれば飛天の剣と共に必ず闘う。しかし、この半年でまた体力の落ちた剣心。
そんな薫の心配を分かっている弥彦は剣心に言う。
北海道に行く前にもう一度 俺の腕を試してくれ!
半年前のあの時のように!!
るろうに剣心・北海道編1巻【第3話】のネタバレ
【第3幕】弥彦の刀
現在の剣心の力量を測れるのは剣を交えたことのある自分だけだと考えた弥彦は勝負を申し出た。
半年前とは逆で剣心が竹刀、弥彦が逆刃刀度の勝負。
薫の言う様に体力は落ちているが、強さは落ちてないと確信した弥彦。
そして、「人々を守る救民護衛の剣には逆刃刀こそふさわしい」と剣心に逆刃刀を返した。
そして北海道に向かう船には、剣心、薫、剣路…そして明日郎、阿爛、旭が乗り込み出港した。
逆刃刀を返し、再び竹刀を取った弥彦は悲しいわけでも、悔しいわけでもなかったが少し寂しかった。
道場に戻った弥彦を出迎えた燕は「何となく寂しそう」と心配する。
弥彦は燕に笑いかけ言う。
それじゃ燕
俺たち一緒に暮らそうか
その頃、東京に向かう一人の男がいた。
その男の背中には『惡』の文字が…
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るろうに剣心・北海道編1巻 懐かしの登場人物
るろうに剣心・北海道編の1巻には、新しい登場人物や、剣心、薫以外にも懐かしい登場人物がたくさん出てきたので紹介しておきます。
相楽 左之助
赤べこのツケ踏み倒しの人相書きと、1巻の最後に惡と書かれた背中だけ登場しました。本格的な登場は、次回からのようですね。
明神 弥彦
初登場時は、10歳だった弥彦も大きくなりました。
剣の腕前もかなり上達し、なんと剣心の九頭龍閃を伍の撃まで受け止めることができる程に。
今回のメインキャラになるかと思っていましたが、北海道には来ないようなので、今後の活躍に期待します!
三条 燕
弥彦のよき理解者なところは相変わらずで、弥彦の微妙な心の変化も感じ取れる優しい子です。
弥彦に「一緒に暮らさないか?」と言われた時の照れる感じがとてもかわいかったです。
斎藤 一
久々の登場かと思えばいきなり強敵にぶち当たってます。剣客兵器との戦いはどうなるんでしょう?
塚山 由太郎
前作では、雷十太に腕の健を切られ、ドイツに治療に行った由太郎も今作では、日本に帰ってきて家業を継いでいます。
性格は前よりも落ち着いたみたい。
志々雄真実・由美・宗次郎・方治
回想で登場。志々雄は、明日郎のことを見込んで"11本目の刀"になれるくらい強くなれと言い、組織の末端に加えます。
鵜働刃衛
明日郎が刀を隠していた神社に出ると噂されている「うふふ」と笑う幽霊として、白い影となり登場します。
関原妙
赤べこの店主の娘。店のごみをあさっていた明日郎に声をかける。赤べこは女性従業員がたくさんいて大賑わい。
るろうに剣心・北海道編1巻の感想
大人気漫画『るろうに剣心』の続編がスタートしました。今回の物語は、前作から5年後の設定。
大きくなった弥彦たちを見ていると時の流れを感じますね。
今回から新しく登場する人物・明日郎、阿爛、旭。
明日郎と旭は、なんと志々雄の組織の生き残りみたいですが、知り合いではない様子。
また、旭の周りにいる連中はヤバそうなやつばかりです。
その中でも、白髪の老婆が気になりますが、いったい何者なんでしょう?
そして明日郎、小さいながらも旭と同じ組織の連中を倒してしまうあたり、さすが、志々雄に見込まれただけあります。
偶然にしろ、志々雄の技『焔霊』を出した時にはびっくりしました。
剣心は、明日郎の心の隙間に良くないものが入ってしまうと、志々雄のようになってしまうかも。と心配しますが、
今回の話を見る限り、根はやさしい子なので、剣心たちがそばにいればその心配もないと思います。
心配と言えば剣心ですが、どんどん体力が落ちて行ってるのは、前作でも言われていた飛天御剣流の使い過ぎのせいでしょうね。
今回の敵となりそうな剣客兵器を相手に戦い続けられるか、今から心配になってしまいます。
そういえば、
剣心が薫のお父さん写真を見ても、誰か分かってないようでした。
前作では、剣心は薫のお父さんと知り合いみたいなことを言っていたような記憶があるのですが、気のせいだったかな~
まとめ
以上、
この記事では、ジャンプコミックス”るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-”第1巻のネタバレと感想を紹介しました。
”るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-”の第1巻で分かったことを簡単にまとめると、
- 前作から5年後の話
- 明日郎・旭は志々雄の組織の生き残り
- 明日郎は志々雄の愛刀・無限刃を持っている
- 薫の父・越路郎は北海道で生きていた
- 剣心たちの新たな敵は”剣客兵器”!?
- 剣心は強さは変わってないが、どんどん体力が落ちてきている
というような感じです。
今回のネタバレ記事も、漫画で読む方がその場の風景や登場人物の細やかな感情も分かり、より楽しむことができます。
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長々と読んで頂き、ありがとうございました。