ジャンプSQで連載されている『憂国のモリアーティ』は、コナン・ドイルの有名な推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを原案にした作品。

ホームズの最大・最強の宿敵であるモリアーティ教授を主役に、独自の解釈で物語が展開されています。

 

今回の記事では、そんな『憂国のモリアーティ』の登場人物を紹介していきます。

また、内容には若干のネタバレを含んでいますが、特に気にならない方は、ぜひこのまま続きを見て頂ければ嬉しいです。

 

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犯罪卿

貴族という身分制度を無くし、市民平等な世の中にすることを目的に活動する義賊。

 

この作品での「犯罪卿」は、個人のことを指すのではなく、モリアーティ家の兄弟3人のことを指します。

その中核として計画を指揮するのが、次男のウィリアム・ジェームズ・モリアーティです。

 

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ

本作の主人公、本名は不明。

 

理由は分からないが、孤児院で保護されていた。

元々知能が高く、大人も舌を巻くほどの博識で、孤児や町の人たちの問題を解決するコンサルタントとして、保護されて1週間も経たないうちに周りからの信頼を得る。

 

アルバートと同じ志を持っていることから、弟のルイスと共にモリアーティ家の養子としてアルバートに迎え入れられた。

 

モリアーティ家の養子となってからは、アルバートと共に腐敗した社会を変えるため、その第一歩として「本物のウィリアム」を殺し、ウィリアムに成り代わる。

 

 

モリアーティ家の火事から13年後、21歳という若さにして大学の数学教授となった彼は、表向きは私立コンサルタントとして市民の抱える問題を解決しつつ、その裏ではクライムコンサルタントとして悪を闇に葬り続ける。

 

「犯罪」によって貴族の悪行を世間にさらし、市民に階級制度について疑問を持たせることで、階級制度を無くことが最終目的。

 

アルバート・ジェームズ・モリアーティ

モリアーティ家の長男。

物心ついたころから、「身分」というものに縛られたこの世界に不快感を覚えていた。

 

学校の慈善活動で行った先の孤児院でウィリアムと出会い、保護されて1週間も経たないうちに周りの中心にいるウィリアムのことを不思議に思う。

 

ある時、ウィリアムが孤児たちの前で「悪い人間を排除すればこの国は良くなる」と話していたのを見て、自分と同じ魂を持つと知り、ウィリアムとルイスをモリアーティ家の養子として迎え入れる。

 

そして、この世界を変えるための第一歩として、自分の両親と実の弟である「本物のウィリアム」、モリアーティ家の使用人たちの殺害をウィリアムに依頼し、伯爵位や財産などをすべてを手に入れた。

 

その後はロックウェル伯爵のもとで世話になり、成長した後はダラムに屋敷を購入し移り住む。

 

 

普段は陸軍の中佐としてロンドンに拠点を置いており、陸軍省情報部長官との取引をきっかけに、大佐へと昇進し秘密情報部に新設されたMI6を任されることに。

表向きは、軍を退役してペーパーカンパニー「ユニバーサル貿易」の取締役となるが、実際はそれを隠れ蓑にMI6の指揮官・Mとして暗躍する。

 

ルイス・ジェームズ・モリアーティ

モリアーティ家の四男で、ウィリアム(主人公の方)の実弟。

 

元々心臓に病を持っており病弱だったが、アルバートによってモリアーティ家の養子となることで、手術を受けることができ完治することができた。

 

モリアーティ家の屋敷が火事になった際は、それが事故だったと周りに信じさせるために、自身の顔に燃えた木を押し付け火傷を負う。

 

 

大きくなってからは、火事で負った顔の火傷は前髪で隠し、アルバートに代わってモリアーティ家の領地の管理や屋敷の執務を行うようになる。

 

ウィリアムは、できるだけ無垢でいてほしいと考え、彼のことを「犯罪」から遠ざけていたが、彼自身の強い願いによってウィリアムたちの作戦に加わることに。

 

犯罪卿の協力者

こちらでは、犯罪卿「ジェームズ・モリアーティ」に協力する人物たちを紹介しています。

ここで紹介する人物たちは、誰もがウィリアムに忠誠を誓っています。

 

セバスチャン・モラン

初登場:【第3話】橋の上の踊り子

 

元軍人で射撃の名手。

ロンドンの名家の生まれだが、厳格な父親と堅苦しい貴族社会から少しでも離れたいと考え、軍に入隊した。

 

見栄や人を貶める企みのない部隊こそが、自分の求めていた居場所だと感じていたが、部下の裏切りによって部隊は全滅。

1人生き残った彼は、戦死扱いになり公式には死んだことになっている。

 

アルバートからの任務をきっかけに、自分がいた部隊の全滅の真相を知り復讐を果たす。

このことで自分を縛り付けていた過去を清算し、ウィリアムに人生の全てを捧げる。

 

MI6の六番目の特殊工作員でもある。

フレッド・ポーロック

初登場:【第3話】橋の上の踊り子

 

イギリス中の犯罪ネットワークに通じる少年。

身体能力が高く、変装術や密偵などが得意。

普段はモリアーティ家の花の世話をしている。

 

始めはウィリアムに距離を感じていたが、ウィリアムの悪を憎む心を知り信頼を置く。

 

ジェームズ・ボンド

初登場:【第23話】大英帝国の醜聞 第七幕

 

元はアイリーン・アドラーという有名な女優で、英国政府の機密文書を盗んだことにより、その命を狙われる。

そして、自身と同じ理想を持つ犯罪卿に助けを求め、忠誠を誓うことに。

 

政府には任務通り始末されたことになっているため、長い髪をバッサリ切りジェームズ・ボンドという名で男として生きていくことになった。

名前の由来は、ジェームズはアルバートから与えられたもので、ボンドには新しい人生や仲間、絆を与えてくれた「縁」という意味がある。

 

MI6七番目の工作員として活動する。

 

ジャック・レンフィールド

初登場:【第24話】モリアーティ家の使用人たち

 

旧モリアーティ邸が火事になった後、ウィリアムたちが身を寄せたロックウェル伯爵家の執事。

その正体は、第一次アフガン戦争中、当時の兵士たちの間では知らないものがいなかったほどの白兵戦の達人で、通り名は「ジャック・ザ・リッパ―」。

 

モランの師匠であり、まだ子供だったウィリアムたちに殺人術を教えた。

 

年老いた現在でも、その強さは健在。

 

ザック・パターソン

初登場:【第25話】ホワイトチャペルの亡霊 第一幕

 

スコットランドヤード犯罪捜査部の警部で、レストレードとは同期。

アータートンが更迭されたのち、主任警部へと昇格した。

 

その裏では、MI6のスパイとして事件やシャーロックの行動を常に監視し、その状況をアルバートに報告している。

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シャーロック・ホームズとその関係者

こちらでは、物語の中でも重要な人物であるシャーロック・ホームズと、シャーロックの周りにいる関係者たちを紹介しています。

 

シャーロック・ホームズ

初登場:【第5・6話】ノアティック号事件

 

自称、世界で唯一の諮問探偵(コンサルティングディテクティブ)。

並外れた観察眼と推理力の持ち主で、警察が手に負えなくなった事件をいくつも解決している。

 

貴族の腐敗を世間に暴く探偵役として、ウィリアムの計画の一部に組み込まれた。

 

ジョン・H・ワトソン

初登場:【第7話】シャーロック・ホームズの研究 第一幕

 

シャーロックのことを誰よりも理解している無二の親友。

 

元々は衛生兵としてアフガニスタンで従軍していたが、足の負傷をきっかけに退役。

ロンドンに戻った後は、友人である医師・スタンフォードの紹介によって、シャーロックとルームシェアをすることになった。

 

足の後遺症は心因性のものだと分かり、今では杖なしで生活をしている。

 

 

シャーロックが解決した事件の手柄を、警察が横取りしたことに納得がいかず、コナン・ドイルのペンネームでシャーロックの活躍を小説にする。

 

ハドソン

初登場:【第7話】シャーロック・ホームズの研究 第一幕

 

シャーロックが暮らしている221Bの家主の女性。

自称「永遠の17歳」

 

ジョージ・レストレード

初登場:【第7話】シャーロック・ホームズの研究 第一幕

 

スコットランドヤード犯罪捜査部の警部。

 

シャーロックのことを信頼しており、難事件の捜査の協力を頼む。

 

グレッソン

初登場:【第8話】シャーロック・ホームズの研究 第二幕

 

スコットランドヤード犯罪捜査部の警部補。

これまでシャーロックに散々恥をかかされたことを根に持ち、シャーロックが冤罪で連行された時には、シャーロックのことをなんとしてでも犯人に仕立てようとした。

 

捜査に関しては、事件の表面だけを見て犯人を決めつけるところがる。

 

ウィギンズ

初登場:【第8話】シャーロック・ホームズの研究 第二幕

 

ベーカー街のストリートチルドレン。

バトラー、ユーリ―、グリーン、スカイ、リードと共に、ベーカーストリートイレギュラーズを結成しており、隊長をしている。

 

シャーロックと契約を交わしており、探し物から使いっ走りまでなんでも請け負う。

 

マイクロフト・ホームズ

初登場:【第4話】伯爵子弟誘拐事件

 

陸軍省情報部長官でありアルバートの直属の上司。シャーロックの兄でもある。

ホームズ家の祖先が起こした罪と罰を背負い続けるために、英国政府に忠誠を誓った。

 

事情を知らないシャーロックは、そんな彼のことを「政府そのもの」と言っている。

シャーロック以上の洞察力を持っており、何かと勝負を挑んでくる。その戦歴は現在674勝0敗。

 

ウィリアムたちの計画を知り、そのゆるぎない覚悟を感じ取ったことで、ウィリアムたちがMI6を私的利用することを容認している。

 

メアリー・モーンスタン

初登場:【第39話】闇に閉ざされた街

 

ジョンの婚約者で、住み込みの家庭教師をしている。

6年前から毎年同じ日に大きな真珠が届くという、不思議な出来事の真相の解明をシャーロックに依頼した。

 

MI6(エムアイシックス)

MI6は、軍情報部でも公には存在しない秘密機関。

 

この機関の実権はアルバートが握っており、犯罪卿の実働部隊とも言えます。

 

M

MI6の指揮官。

その正体はモリアーティ家の長男、アルバート・ジェームズ・モリアーティ。

 

ミス・マネーペニー

初登場:【第12話】黄金の軍隊を持つ男 第一幕

 

元MI5(エムアイファイブ)所属の優秀な諜報員、MI6設立時にアルバートによって引き抜かれた。

 

ウィリアムに忠誠を誓っている。

 

Q

初登場:【第12話】黄金の軍隊を持つ男 第一幕

 

MI6に所属する盲目のドイツ人の技師。本名はフォン・ヘルダー。

テムズ川の奥深くにあるラボで、時代の一歩二歩先をいく発明をしている。

 

かなりの武器マニアで、ネジ1つからでも銃の製造国や生産ラインを割り出すことができる。

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チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン

初登場:【第32話】 ホワイトチャペルの亡霊 第三幕

 

多くの新聞社や広告会社を経営するこの国一番の「メディア王」。

しかし裏では「脅迫王」と呼ばれ、自身が持つメディアの力によって、正しいものを悪に堕とすことを楽しみにしている最低の男。

 

ウィリアムやシャーロックがかかわる事件には、彼が裏で手を引いているものもある。

 

ヘンリー・アントリム

初登場:【第59話】空き家の冒険 第三幕

 

アメリカ合衆国司法省の人間。

タワーブリッジからテムズ川へと転落したウィリアムとシャーロックを救い出した。

 

周りの人たちからは”ビリー・ザ・キッド”と呼ばれている。

 

事件の被害者

こちらでは、貴族たちから理不尽な仕打ちを受けた被害者たちを紹介しています。

 

バートン 、ミシェル夫妻

登場回:【第2話】グレープフルーツのパイ一つ

 

ダラムにあるダブリン領で農業を営む小作人の夫婦。

自分たちの子供が肺炎で苦しみ、ダブリン専属の医師に診てもらおうと頼み込んだが、見殺しにされてしまう。

 

フリーダ

登場回:【第3話】橋の上の踊り子

 

酒場で働く女性。

踊りが得意で、ロンドンの有名なバレエ劇団から声が掛かるほど。

 

ダラム大学に通う貴族の学生に恋をし、身籠ったことを知ったダドリーによって自殺に見せかけ殺された。

 

ジェファーソン・ホープ

登場回:【第7・8・9話】シャーロック・ホームズの研究

 

ウェールズの農夫。

婚約者のルーシーがドレッバー伯爵の手によって帰らぬ人になったことで、ドレッバーに復讐を誓う。

 

アダム・ホワイトリー

初登場:【第35話】 ロンドンの騎士 第一幕

 

市民平等を夢見て活動する国会議員。

市民からの信頼も厚く支持する者も多いが、それを阻止しようとする貴族院から命を狙われている。

 

そんな圧力にも屈しなかった彼だが、、貴族院からの依頼を受けたミルヴァートンの策略にはまり、愛する弟・サムに手をかけた護衛官を殺してしまう。

そして、相談を受けたウィリアムにこの国の未来を託し、清廉潔白なこの国の救世主として死んでいった。

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犯罪卿に葬られた者たち

こちらでは、犯罪卿によって闇に葬られた登場人物たちを紹介しています。

 

ここで紹介している人物たちは、自身の欲望を満たすためには貴族以外の人間を人とは思わない連中ばかりです。

 

レニ-・ダブリン男爵

登場話:【第2話】グレープフルーツのパイ一つ

 

ウィリアムたちが越してくる前からダラムを治めていた貴族。

 

贅沢な暮らしを維持するため、自分の領地に畑を持つ小作人たちから高額の上納金を請求し、彼らのことを家畜と見下す。

肺炎で苦しむ我が子を見殺しにされた母親・ミシェルからの依頼で、ウィリアムの手によって殺害された。

 

ダドリー・ベイル

登場話:【第3話】橋の上の踊り子

 

ダラム大学の事務局会計主任。

 

明るく陽気な性格に見えるが、その裏では学生の失態や隠ぺいの見返りとして、その親から莫大な寄付を集め一部を横領、学生が爵位を得てからは口止め料を要求していた。

 

自身の一方的な正義感から、フリーダという女性を自殺に見せかけ殺害する。

 

ウィリアムたちの手によって、フリーダと同じように自殺に見せかけ闇に葬られた。

 

ブリッツ・エンダース伯爵

登場回:【第5・6話】ノアティック号事件

 

ロンドンの貴族で、若くして莫大な財産と家督を継いだ男。

傲慢で派手好きな性格だが、端正な顔立ちのおかげで貴婦人からの評判も良く、社交界でも存在感を示す。

 

人狩りを趣味とし、貴族以外は人間とも思っていない。

 

ウィリアムたちの策略によって、その事実を大勢の民の前で公表され、追い詰められた末に船から飛び降り命を絶った。

 

イーノック・J・ドレッバー伯爵

登場回:【第7・8・9話】シャーロック・ホームズの研究

 

ウェールズ出身の35歳。

人身売買に拉致、様々な方法を使い、若くて美しい女性を集めては、性的欲求を満たすために玩具のように扱っていた。

 

被害者女性の婚約者からの依頼によって、ウィリアムが計画を考え、婚約者の手によって復讐される。

 

チャールズ・バスカヴィル

登場回:【第10・11話】バスカヴィル家の狩り

 

貧民街でに住む子供たちを、甘い言葉で誘拐し、仲間たちと共に人間狩りを楽しむ貴族。

事件を知ったウィリアムたちの手によって、仲間ともども闇に葬られた。

 

グラハム・ダンダ―デール公爵

登場回:【第12・13・14話】黄金の軍隊を持つ男

 

インド総督。ヴィクトリア女王の大叔父にあたる。

 

ロシア軍をヨーロッパに向けさせないために、あえて敵軍に銃を送り戦争を継続させる。

英国の為と、何の罪もない何千人もの英国兵の命を駒のように扱うが、目的のために自分の命を賭ける覚悟はないのが、ウィリアムとは違うところ。

 

アルバートからの任務を受けたモランによって、事故死に見せかけ殺された。

 

ダリル

登場回:【第12・13・14話】黄金の軍隊を持つ男

 

過去にモランが率いていた部隊の1人。

ダンダ―デールの息がかかっており、モランの隊を全滅させた張本人。

 

ダンダ―デール同様、何の罪もない何千人もの英国兵の命を駒のように扱うが、目的のために自分の命を賭ける覚悟はない。

 

ロナルド・ロリンソン男爵

登場回:【第20話】大英帝国の醜聞 第四幕

 

ノリッジの貴族で、オペラハウスを経営している。

正確は利己主義で残虐。

 

過去には、保険金目的で事故に見せかけて劇場に火を放ち、大勢の劇場関係者を殺害した。

 

アルバートが、自身の力をアイリーンに信じさせるために、見せしめとして殺された。

 

偽ジャック・ザ・リッパ―

登場回:【第32話】 ホワイトチャペルの亡霊 第三幕

 

「ジャック・ザ・リッパ―」の名をかたり、世間を騒がす連続殺人鬼。

ホワイトチャペルを根城にしている革命勢力で、事件をきっかけに自警団とヤードの衝突を企む。

 

グローヴァー公爵

登場回;【第50話】最後の事件 第三幕

 

ウィリアムに命を狙われた貴族。

自分の身を守るために自身の子供たちを盾にする人としても父親としても最低な男。

 

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